仕事が激烈にダメな女性がADHDセルフチェックをしてみた結果|大人の発達障害

大人のADHD

あなたは、大事な予定を忘れたりうっかりミスが多かったり、衝動的な発言や行動でやらかしてしまったりして、仕事や日常生活で生きづらい気持ちを抱えていませんか?

それは、あなたが悪いわけでもご両親の育て方が悪かったわけでもなく、ADHDの可能性があります。

この記事では、

  • ADHD(注意欠陥多動性障害)とは?
  • ADHDのセルフチェックをやってみた結果
  • うっかりさんへのアドバイス

を記載しています。ご参考になれば幸いです。

発達障害ADHDについて

ADHDの3つの症状

ADHD-Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder (注意欠陥多動性障害)とは、

不注意
集中力がない

多動性
じっとしていられない

衝動性
考える前に行動してしまう

の3つの症状がみられる発達障害のことです。

ワーキングメモリが弱い

ADHDの人は、ワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる一時的な記憶力が弱いのが特徴です。

たとえば、料理をしている最中に電話が鳴って、話し終わってからまた料理を再開できるのはワーキングメモリが「料理中だ」ということを覚えているからです。これが弱いと、電話を取った後で料理のことを忘れてほったらかしてしまうのです。

ワーキングメモリを必要とする会話、物事の優先順位付け、マルチタスクなどはADHDの人が苦手とする分野です。

ADHDの人口比

ADHDの人は、人口の約3%と言われています。クラスに1人はいる計算になります。

診断を受けずに「忘れっぽい人」「落ち着きのない人」とされることも多く、大人になってから実はADHDだったと分かることもあります。

芸能人では、ロックバンド『SEKAI NO OWARI』の“Fukase(深瀬慧)”さんがADHDであることを公表しています。

ADHDの日常生活の特徴

子供の頃にはこんな特徴がみられます。

  • 抱っこされたり触られたりするのを嫌がる
  • じっと座っていられない 
  • 言葉でうまく伝えられずに暴れる
  • 何もないところで転ぶ
  • 声の大きさを周囲に合わせられない
  • 力の加減が苦手(乱暴と取られる)

大人になってからは、仕事や家事で次のような困難がみられます。

  • 計画を立てたり、段取りをするのが苦手
  • 細かいケアレスミスが多い
  • 約束を忘れる・遅刻する・締切に間に合わない
  • 片付けられない
  • 一度に多くの指示を受けると混乱する
  • 大変なことを後回しにする
  • 熱中しすぎる(過集中
  • 偏食

子供や学生のころは多めに見られていたことが、社会人として責任が求められるようになり問題が顕在化することが多いようです。

ADHD=怠け者・やる気がないという誤解

上記のような特徴から、ADHDの人は一般的な仕事や家事が満足にこなせず、「怠け物」「だらしがない人」「やる気のない人」という評価を受けがちです。

また、衝動性から思ったことをそのまま言ってしまう、順番を待てずに人が話しているのを遮って自分が話してしまう、不注意から言われたことを覚えていない、約束を守れない、などのせいで人間関係も悪くしてしまうことがあります。

ADHDの特徴、セルフチェックリスト

ちょっと思い当たらることが多い方は、特徴ごとのチェックリストで確認してみましょう。

衝動性
後先考えずに、行動・決断してしまう。
人がしゃべっている時でも、つい発言してしまう。
喋りが長くなりやすい。喋り過ぎと言われる。

多動性
何時間も同じ作業をするよりも、10分や20分など短い単位で複数の作業をする方が楽だ。
同じことを繰り返し長い時間するとミスが多くなる。
貧乏ゆすりなど体の一部分が揺れがちで、かつ揺れると落ち着く。
1対1で話していても相手の話についていけないことがあったり、他のことをついつい考えてしまっている。

不注意
大事な授業や会議でも集中できず時には寝てしまう。
注意していても、何かをし忘れたり、何かをし間違っている。
よく物にぶつかったり壊したりする。

抜け漏れ
二つ以上の仕事や作業をこなそうとすると、どうしても両方とも中途半端になってしまう。あるいはどちらかをすっかり忘れる。
約束やすべきことをメモをしていても忘れてしまう。
いつも詰めが甘い。終わったと思っても、何かをし忘れたり、何かをし間違っている。

その他 ADHD的な特性
しないといけないと分かっていても締め切り間際にならないと行動できない。
おっちょこちょい、落ち着きがない、と言われることが多い。
大事な会議や約束も念入りに準備しても数分から数十分遅刻してしまう。
引用元 http://www.kaien-lab.com/aboutdd/check/

16個中、私は12個当てはまりました。詳しくは次に述べます。

*これだけでは正確に診断できませんので、医師に相談する際の材料として、またはそういう特性があるという理解で仕事や生活を改善するために役立ててください。

私の自己診断結果

というわけで、全部の項目について答えてみました!

皆さんも、当てはまるかどうか考えてみてくださいね。

≪凡例≫
◎非常に当てはまる、○当てはまる、△場合により当てはまる、×当てはまらない

まず衝動性の項目です。

後先考えずに、行動・決断してしまう。(◎)

これは、本当によくあります。思い切りが良いとは言われますが、実はよく考えていないだけだったりします。

衝動買いが特にひどいです。財布に入れておいたお金はその日のうちに無くなります。

人がしゃべっている時でも、つい発言してしまう。(◎)

これもよくやってしまいます。会議とか、飲み会とかで人の話をぶんどって自分の話に持って行ってしまい、小学校から大学、社会人までずっとKYの称号をほしいままにしてきました。

いやほんと、申し訳ないと思います。子供の頃は気づきもしませんでしたが、大人になると空気が悪くなるのはなんとなく察知して「あー、またやっちゃった」と凹みます。でもその場になると我慢できない。

喋りが長くなりやすい。喋り過ぎと言われる。(◎)

これもそう。人の話をさえぎって自分ばっかりしゃべってしまう。しかもみんなが興味ない話を延々としゃべってしまう。


続いて、多動性

何時間も同じ作業をするよりも、10分や20分など短い単位で複数の作業をする方が楽だ。(×)

これはあまり感じないですね。私の場合は作業の切り替えに集中力を消費するので、細々と色んなことに頭を切り替えるよりは1時間とか没頭できたほうが良いです。何時間もだと、ちょっとキツイですが。

同じことを繰り返し長い時間するとミスが多くなる。(◎)

これはあります。というか、同じことを繰り返し長い時間できません。飽きてフラフラとトイラに立ったりなんだりしてしまいます。

貧乏ゆすりなど体の一部分が揺れがちで、かつ揺れると落ち着く。(△)

子供の頃は貧乏ゆすりひどかったです。大人になってからは治まりましたが、じっと立っているのが苦痛で上下に背伸びする動きや前後に揺れる動きをしていると落ち着きます。

1対1で話していても相手の話についていけないことがあったり、他のことをついつい考えてしまっている。(◎)

これはめちゃくちゃあります。相手の言葉から頭の中で勝手に連想が始まって、そっちの世界にワープしてしまい、途中の話が抜けてたり話の流れが分からなくなったりします。

その結果、怒られたりとか、指示が抜けてたりとかします。


不注意について。

大事な授業や会議でも集中できず時には寝てしまう。(△)

授業は寝てましたが、会議は死ぬほど気を張ってるので大丈夫でした。

注意していても、何かをし忘れたり、何かをし間違っている。(◎)

よし、完璧だと思っても、「適当すぎる」と言われます。何かが抜けていて、チェックリストを見ながらやっても見落としたり、チェックすること自体がすっぽ抜けることもあります。

よく物にぶつかったり壊したりする。(◎)

これは非常によくあります。頭とか、肩とか足とかあっちこっちぶつけます。勝手知ったる自宅の中でもぶつけます。あと物を落っことしたり、何もないところでコケてカバンの中身をぶちまける、もやります。

抜け漏れ編は…

二つ以上の仕事や作業をこなそうとすると、どうしても両方とも中途半端になってしまう。あるいはどちらかをすっかり忘れる。(◎)

ありすぎる…。たとえば、

洗濯機を回しながら、掃除をしよう!

洗濯終了の音が鳴る

[分岐1]先にここだけ片付けてから干そう!

干すのを忘れる

[分岐2]先に干してから、掃除の続きをやろう!

掃除の続きを忘れる

みたいな感じです。飲食店でアルバイトをしていたときが最悪で、色んな作業を中途半端にしてめちゃくちゃ怒られてました。

約束やすべきことをメモをしていても忘れてしまう。(○)

会社員時代は、毎月の絶対この時期にやる作業っていうのがあったのですが、それが丸ごと抜けることがありました。

フリーランスになった今でも、出掛ける予定とかを朝まで覚えてたのに何かやってる途中で忘れることは多々あります。なので、出かける時間の前に「出かける準備を始める時間」というアラームを鳴らさないと遅刻したりすっぽかしたりしてしまします。

いつも詰めが甘い。終わったと思っても、何かをし忘れたり、何かをし間違っている。(◎)

はい、よく残念な失敗をします。ファミレスでハンバーグを焼く係でしたが、よしできた!って油断して、最後にかけるソースを間違えるとかありました。

その他 ADHD的な特性は…

しないといけないと分かっていても締め切り間際にならないと行動できない。(◎)

いつも何かとギリギリになってしまいます。

おっちょこちょい、落ち着きがない、と言われることが多い。(◎)

仕事関係の人からは面と向かっては言われたことがありませんが、友人からはよく言われました。最近は、初対面のときに自分から「おっちょこちょいなので~」とハードルを下げにかかっています。

大事な会議や約束も念入りに準備しても数分から数十分遅刻してしまう。(×)

時間通りに家を出たり、目標の時間のバスや電車に乗る能力がありません。家を出ようとするとカギが見つからなくて探すとか、忘れ物をして一回戻るとかがザラなので、それを計算に入れて基本的に1時間早く到着するように準備を開始しているので、結果ちょうどいいぐらいになります。

ADHDかもしれない人へのアドバイス

私はADHDの診断をきちんと受けたわけではありませんが、上記のようにADHDの傾向を持っています。

ADHDの子供時代

小学生のとき、ある日、友達の家で何人かと「原付バイクにエンジンをかけずに乗って坂道を下る遊び」をやっていました。すごく楽しかったのですが、気がつくと一緒に遊んでいた友達が誰も居なくなっていました。

「あいつ、順番を守らないからシラける」

そう言われていたことを後で知ります。他にも、「一人だけ別の話してる」と笑われたり、相手が気にしていることを思ったまま言って怒らせてしまったりして、友達関係はずっと上手くありませんでした。

ADHDと仕事

仕事は会社員で営業や事務をやり、その後飲食店でアルバイトをしていましたが、どちらもひどい働きぶりだったと思います。

ハッキリ言うので会議などでは出来る人ふうなことを偉そうに言うくせに、絵に描いたようなマルチタスクできない人間で実行力が全くありませんでした。

特に電話がリンリン鳴るのを取りながら、人から話しかけられながら、間違えられないお金関係の処理をするという「事務」は激烈にダメでした。効率よく素早い動きと気配りを要求される飲食店は、もっとダメでした。

今は、自宅でフリーランスのライターの仕事をしています。ADHDの特徴が治る訳ではありませんが、気が散らないように自分で環境を作れることはかなりストレス削減になりました。

開き直ることが大切

もしも、同じようにADHDの傾向でお悩みの方がいたら、「開き直って、それでも出来ることをやりましょう」ということをお伝えしたいです。

たとえば、「忘れ物をする」という特性を直すのはほぼ不可能です。そこを「気を付けよう」とか「できない自分はダメだ」と責めてしまっても、何も解決しません。

開き直って「忘れ物をする前提」で生活を改善すればよいのです。たとえば、家を出たら絶対何か忘れているので、

  • 玄関の外で持ち物チェックする
  • 忘れ物を取りに戻る時間の余裕を確保する

などの工夫が可能です。仕事も、事務とか飲食店が向いていなければ、他にいくらでも探せるわけです。

自分のADHDな特性を理解して認め、その悪い部分が目立つところには居なければ良いのですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が、怠け者・やる気がないと思われて悲しい思いをしている人たちの心を少しでも軽くできればと思います。シェア・ご紹介などしていただけたらとても嬉しいです。

The following two tabs change content below.