知ってた? エスカレーターは両側立った方が3割早く移動できる!ルール変更も

エレベーターの歩行禁止

エスカレーターと言えば、左右どちら片側に立って、もう片方は急ぐ人が歩けるように空けておきましょう、というのがマナーと言われてきました。

ところが、最近はそのルールが変わって「歩行禁止」となっているところが増えているようです。なぜなのでしょうか?

エスカレーターのルールが変わってきてる

一般社団法人日本エレベーター協会では、エレベーター・エスカレーターの安全利用を促すポスターでエスカレーターは「立ち止まって使用」を推奨しています。

また、全国の全国のJR・私鉄・空港などでも、立ち止まって手すりにつかまる安全な利用を呼び掛けています。

こうした背景には、エスカレーターの事故の増加がありました。

怖い!エスカレーターの転落事故

ことし8月、新宿ルミネの上りエスカレーターでバランスを崩した男性が転倒、後ろに立っていた女性を巻き込んで転げ落ち、2人がけがをする転落事故がありました。
http://www.sankei.com/affairs/news/160803/afr1608030026-n1.html

11月、中国・上海のショッピングモールでは、祖母に抱かれていた赤ちゃんがエスカレーター3階の手すりと壁の間から転落、死亡しました。足腰の弱っていた祖母がバランスを崩し、誤って孫を落としてしまったそうです。
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20161116/Techinsight_20161116_319382.html

転倒・転落は高齢者だけに起こっているわけではありません。
同じく今年11月、タイのバンコクのショッピングセンターでは、44歳の男性が手すりを乗り越えてエスカレーターから転落、死亡する事故がありました。
http://www.newsclip.be/article/2016/11/29/31330.html

エスカレーターで歩行すると、ぶつかってこのような転落事故につながる恐れがあります。とりわけ、手すりにつかまらずに歩行していると、エスカレーターが緊急停止した場合に事故が起きやすくなるそうです。

こういった事故の増加を受けて、安全面からエスカレーターの片側空けと歩行が見直される流れとなりました。

しかし、長年マナーとされていた「片側空け」は多くの人に慣れ親しまれており、階段がない駅のエスカレーターではどうするのか、等マナーを巡って議論になっています。

実は両側埋めた方が3割早い

急いでいるのにエスカレーターをカップルなんかが両側をふさいでいるとイラッとしちゃいますが、実は両側を全部埋めて皆で立った方が、早いのだそうです。

イギリスのロンドンで行われたエスカレーターの歩行実験では、片側を空けずに両側で立ち止まった方が移動効率が3割良くなるという結果が出ました。

確かに、片側を空けるために立つ人が列を作っていて、歩く側は人がまばら、という光景はよく見かけます。最初から両側に乗れるだけ乗った方が全体的に見ると効率が良いのですね。

これから高齢者がますます増えていく時代。皆が安全にエスカレーターを利用できるように、「立ち止まって手すりにつかまる」新マナーを実践していきましょう。

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